京建労60回定期大会 全京都建築労働組合(京建労、吉岡徹委員長)は19、20の両日、亀岡市のガレリアかめおかで第60回定期大会を開き、消費税増税反対や脱原発、住宅リフォーム助成制度の創設などを掲げた2012年度方針を採択しました。
 東日本大震災の復興支援や京都市長選挙で奮闘した11年度の取り組みを報告し、▽消費税増税反対、「税と社会保障の一体改革」を許さず政治を変える▽建築国保を守るたたかい▽アスベスト被害者の救済と完全補償を勝ち取る▽組合員の拡大・強固な分会建設―などの運動方針を採択しました。
 吉岡徹委員長が開会あいさつし、「民主党政権は消費税増税を強行しようとしています。この状況で増税されたら建設業界は食べていけない。死を意味することになります。増税は絶対に許されません。政治を革新し、公契約条例や住宅改修所税制度の創設など私たちの願いを実現しよう」と訴えました。
 日本共産党の井上哲士参院議員が来賓あいさつし、「国会では、民主、自民が消費税増税を狙う『増税談合』を行っています。建設業界、消費者、被災地に大きな負担になる消費税増税は許されません。私たちは大企業の内部留保260兆円を吐き出させ、富裕層に応分の負担を求める対案を打ち出しています。政治のおおもとを変え、希望ある新しい日本をつくりましょう」と述べました。
 大会で選出された役員は次の通りです(敬称略)。
 ○委員長=吉岡徹○副委員長=北村喜義、奥田浩司、吉田兼三、西山恒夫○書記長=池田和弘○書記次長=酒井仁巳、大久保寿行、松原秀樹、野嶋政和、中村春美(すべて再任)。