憲法集会 中宇治9条の会は27日、「日本は、今、本当に平和でしょうか?─語り合いましょう。戦争と原発について─」をテ-マに憲法集会を開きました。
 「憲法九条 五月晴れ」(作曲者:広岡明郎)を全員で合唱後、宇治市在住の4人の戦争体験者が戦時生活を語りました。また、被災地からの避難者やボランティア活動に従事した人などが報告しました。
 福島県から京都市伏見区に避難してきた原発事故被災者の西山佑子さんは、原発事故と緊迫した避難の体験や放射能汚染による幼子の将来に対する強い不安、政府の情報隠しは戦時と同じと告発。参加者は息をのむ思いで聞き入っていました。畑地雅之弁護士は改憲勢力の最近の動向などを報告。政治の閉塞感から、橋下大阪市長のような9条敵視発言に現状打開の期待が込められてしまう危険性があることを指摘し、今こそ9条の大切さを訴えていこうと強調しました。久御山民商の内田公昭さんは、震災被災者への支援活動を報告し、被災者との交流の輪が広がっている様子を紹介しました。
 参加者からは、原発事故と放射能汚染の実態や橋本市長の危険性をもっと深く知りたい等の感想文が寄せられました。(櫻井昇)