舞鶴市が生保護申請者追い返す NPOが抗議
舞鶴市が生活保護申請に来た母子世帯を追い返したとして、労働相談に取り組むNPO「POSSE」京都支部が19日、同市と府に対し抗議文を提出しました。「POSSE」は青年、学生でつくる団体。
同支部によると、生活保護を申請したのは同市在住の妊娠5カ月の女性(33)。12日に所持金が600円しかないとして申請しましたが、市側は「胎児の父親を同一世帯としなければ申請できない」として拒否しています。
この女性は失業中で3児を抱えた状態。それまでにも今月中に二度申請しましたが、いずれも拒否されていました。女性と胎児の父親は現在連絡を絶っており、扶養義務のない状態です。
会見で同支部の川久保尭弘代表は、「『申請する』と述べているにもかかわらず、拒否することは申請権の侵害だ。府からも市を指導して、一刻も早く改善してほしい」と訴えました。