網の目平和行進 「2012.7.7網の目平和行進」が7日、京都市内7コースで京都市役所に向けて取り組まれました。
 伏見・東山コース(伏見港公園発)では120人が東福寺で東山実行委員会にバトンタッチしました。伏見港公園でのスタート集会で同行進実行委員長代理の藤秀人さんは「戦後66、7年経過しましたが、それから本当に戦争はなくなったのか? 54基も原発が造られ、2基が3.11で原発大事故。約16万もの人が避難しているのはまさに第2の戦争の事態ではないかと思います。『原発より命』で、大飯原発の再稼働の意味するところをとらえたいです。今日は一人一人が再稼働についてどのように考えて参加したのかを問いながら、いっしょに歩き訴えましょう」と述べました。
 また原水協伏見事務局長の藤田秀夫さんは「原発はいつでもすぐに核兵器・原子爆弾を造ることが出来るんです。原発と核兵器とは別々でなく根本的には一緒ということを考えることは非常に大切なことです。今日の行進で是非訴えましょう」と呼びかけました。京建労主婦の会の三明祐恵さんは「この夏に広島での世界大会に主婦の会から参加します。今まで教科書などで戦争や原爆のこと学んだけれど現地に行って真実を直に確かめてこれからの平和運動に生かしていきたい」と心境を話しました。
 また年金者組合の平岡謙二さんは「大飯原発再稼働即中止、核兵器即廃棄の一言です!」と語り行進しました。7日は七夕で浴衣姿の女性や「再稼働やめて」などの短冊を認めた七夕笹を掲げる人も。横断幕、プラカードやヘイワうちわなどを持っての参加者一行は、「核兵器をなくしましょう」「原発の再稼働に反対しましょう」などと大きな声でシュプレヒコールを繰り返して市民に訴えました。沿道の人や商店主からは手を振ったり声もかかり、昨年以上の賛意の反応や励ましがありました。(仲野良典)