さようなら原発デモ 東京の「さようなら原発10万人集会」に連帯する集会・デモが16日、京都市下京区の関西電力京都支店周辺で行われました。参加者は出発時約130人でしたが、最後には約300人にふくれあがりました。
 駅西側の公園で出発集会。各団体の代表らが「節電をして、原発がなくてもやっていけることを示そう」「国民の意見を聞かない野田内閣にノーを」などと訴えました。
 参加者は手作りのプラカードを手に「原発いらない」「こどもを守れ」などとシュプレッヒコール。太鼓をたたいたり、トランペットを演奏しながら歩く姿もありました。
 観光客も「うちでは見られない。日本人はすごい」(中国人)、「私も原発は反対よ」(アメリカ人)などと見守っていました。
 デモをカメラに撮影し、フェイスブックにアップしていた男性(48)=会社員=は、「民主党の政権交代に期待したけど、原発事故の対応を見て信用できなくなった。首相官邸前のデモに参加してから、デモにはまってしまった。政権が変わらないかぎり、デモは収まらないと思う」と熱く語っていました。
 初めてデモに参加し、ハンドマイクで「ゲンパツ ハンタイ」と訴えたオーストラリア人のエリック・フィンドレイさん(43)=英語講師=は「日本人はあまり行動しないと思っていたのに、首相官邸前のデモをネットで見てびっくりした。あの20万人は、欧米なら200万人に匹敵するんじゃないか。事故が起こっているのに、原発を再稼働する政府はおかしい」と訴えていました。