京都会館解体工事の中止を DOCOMOMOが京都市長に申し入れ
京都市の京都会館建て替え計画にともなう同館第1ホール解体工事が9月上旬に迫るなか、
国際的な建築保存・顕彰団体DOCOMOMOJapan(鈴木博之東京大学名誉教授・代表)がこのほど、建て替え計画により建物の「価値を喪失する」として解体工事の中止を求める意見書を門川市長あてに提出しました。
京都会館は、故前川國男氏が設計した建物で、戦後近代建築の名建築の一つ。意見書では、建物の歴史的文化的価値についての十分な検討や議論はまったく行われず、「建て替え」が前提となって論議が進行してきたと指摘。建て替え計画を再検証する透明性ある委員会を設置し、同計画を見直すよう求めています。