太陽の光いっぱい キバナコスモス
9月に入ってもぎらつく太陽で残暑厳しい中、各地からキバナコスモスの便りを聞きます。写真は桂川の松尾橋から下流上野橋までの河川敷のあちらこちらに群れて咲くキバナコスモスです。バックの少しとんがった山は愛宕山です。
キバナコスモスはキク科コスモス属です(Cosmos sulphureus:スルフレウスはギリシャ語で硫黄色の意味)が、同じコスモス属のピンク、白、赤など当て字の秋桜とよばれるコスモス(Cosmos bipinnatus)とは違いますが、どちらもメキシコの高原地帯が原産で、秋桜は明治時代に、キバナコスモスは大正時代に渡来したといわれています。両者の交配はありません。違いと言えば、キバナコスモスの葉っぱはすこし大きめで切れ込みが深く、花はすこし小さめといったところで、十分な日照りに元気でしかも荒れ地には強いです。花言葉は「野生美」。(仲野良典)
「コスモスの茂りなびかひ伸ぶみれば 花は咲かずもよしとおもふ」(若山牧水)