1秒でも早く原発なくそう 左京母親大会
第53回左京母親大会が9日、同区の京都教育文化センターで開催されました。
午前は「原発ゼロ!放射能汚染から子どもたちを守ろう」と「私らしく働きたい」の2分科会で討論。「原発ゼロ!…」分科会では、内科医の福田章典医師が、放射線はどんなに少ない量でも影響があることや内部被曝の危険性について述べ、「放射性物質はとてもやっかい。だから原発は1秒でも早くなくさなければいけない」とわかりやすく話しました。
午後の全体会では、ドキュメンタリー映画「バベルの塔」を鑑賞。交流では、いわき市からの避難者が、原発が爆発した時の怖さや避難を決意するまでのつらさ、子どもへの放射能の心配などを語り、ふるさとに帰れない悔しさや悲しみを訴えました。
福祉保育労組の組合員が、夏休みに福島の子どもたちを招いてキャンプをした取り組みを報告。また、修学院小学校の新3年生の学級減を食い止めた母親たちの勇気ある行動も報告されました。
大会では、北泉橋の架橋、京都会館の解体、旧左京区役所売却の問題など、京都市が住民の声に耳を貸さない姿勢をとっていることに対し、住民合意の京都市政をすすめるように強く求めるアピールを採択しました。(北村)