府立高校の教育・入試制度で府民的議論を 共産党府議団がアピール
日本共産党府議団は18日、府立高校の教育・入試制度に関して、府・市民的な議論を呼びかけるアピールを発表しました。
府教育委員会は、入学者選抜制度を中心とした新たな「京都市・乙訓地域公立高校教育制度」の発表を近く予定しており、同アピールは旧制度、新制度案の問題について幅広く議論を呼びかけています。
府・京都市両教育委員会が諮問した「京都市・乙訓地域公立高等学校教育制度に係る懇談会」は8月、「まとめ」を発表。そこでは、(1)「類・類型制」を廃止(2)普通科1類「総合選抜」を廃止し、単独選抜にする(3)京都市北・南通学圏を統合(4)入学選抜方法に「学校裁量の導入」を検討─などが揚げられており、同アピールは「この『まとめ』の方向で改定されれば、学校間の格差と序列、競争を広げるのは明らか」と批判。「どの高校でも生徒の可能性を広げられる高校改革へ」と呼びかけています。