原発ゼロのあとはどうするの? 衆院4区でワカモノトークセッション
日本共産党衆院衆院4区事務所は23日、中京区のラボール京都で20~30代の若者と語り合う「ワカモノトークセッション」に取り組み、50人が参加。同党の吉田幸一候補と清水ただし党大阪府副委員長(衆院比例近畿ブロック予定候補)が雇用や原発、米軍基地問題などの質問に答えました。
参加者からの質問は「原発を止めた後はどうするの?」「米軍基地がなくなったら中国は攻めて来るかもしれない。日本の安全は守れるのか」「維新の会がやろうとしていることって何?」「雇用を増やす方法あるのか」など様々な分野にわたりました。
原発問題について清水氏は「この夏、電気は足りていたことがはっきりしました。原発はいらないということです。止めた後はエネルギー庁も今の4倍と認めている再生可能エネルギーの可能性を現実化し、日本の地形に合わせたエネルギー産業を起していけるのではないか。廃炉にもかなりの年数がかかることから雇用も引き続き必要です」と指摘。吉田氏は「ゼロを目指す運動を続けること、そしてゼロを目指すという政治決断が必要です。私を国会へ送っていただき、その仕事をさせてほしい」と呼びかけました。
尖閣諸島での中国の動きについて、清水氏は同党の志位和夫委員長が21日に「外交交渉による尖閣諸島問題の解決を」求めた提言を中国大使に手渡したことを紹介。「本当は政府がやる仕事ですよ。中国は日本の最大の貿易国。暴力や威嚇でなく、冷静に話し合えば分かり合えます。尖閣諸島は歴史的にも国際法上も日本の領土」と述べました。また、橋下維新の会の思想調査アンケートや政治活動規制条例などでの独裁政治をきびしく批判した清水氏は、「彼らの目的は憲法9条をなくすこと。大阪市で橋下市長に唯一対決しているのは日本共産党です。この党を大きくしてほしい」と訴えました。
夫婦で参加した女性(34)は吉田氏の保育園の友人です。「チーパパ(吉田氏)は何でも聞ける身近な存在です。これまで政治には無関心でしたが、共産党を知って政治を身近に感じるようになったし、考え方も近い。もっと早く知りたかったな」と話していました。2歳の子どもと参加した女性(32)は「もっとこんな勉強会をしてほしい。知りたいことや聞きたいことがまだまだあります」と語っていました。
吉田、清水両候補と参加者ら30人はトーク終了後、西院で宣伝行動を行い、街頭から消費税増税を許さないたたかい、原発ゼロを目指す日本共産党の政策などを呼びかけました。