京都市教育研究集会 子どもたちのいじめ・自殺問題が社会問題となる中、教育のあり方を問い直そうと第42回京都市教育研究集会(同実行員会主催)が26、27の両日、京都市内で開かれました。
 26日の全体会で、主催者を代表して京都市教職員組合の堀信子委員長があいさつし、「自殺、いじめ事件が相次ぐ中、教職員が力を合わせ、子どもが人間として大切にされる学校をつくっていこう」と呼びかけました。
 村山士郎・大東文化大学教授がいじめ問題について講演しました。村山氏は「最近のいじめは、激しい暴力的いじめであり、金銭の恐喝や人権を無視・侮辱するものになっている」と強調。その上で、いじめ問題解決には、○子どもと教師の信頼関係○子どもと父母の参加による学校づくり○過度な学力競争などいじめの社会的要因の軽減・解消―が必要と訴えました。
 27日は、「学校づくり」「学級づくり、不登校」など15の教科別・課題別分科会が開かれました。