男性も女性も人間らしく働ける社会へ はたらく女性の中央集会に1350人参加
男女平等の実現などをめざす第57回「はたらく女性の中央集会」(実行委員会主催)が10、11の両日、京都市南区の京都テルサで開かれました。のべ1350人が参加。男性も女性も人間らしく働くことのできる社会を実現しようと討論・交流しました。
11日の全体会で、柴田真佐子実行委員長(前全労連副議長)があいさつし、女性労働者が安上がり・使い捨ての労働力になっている現状を批判。その上で、「有期雇用規制や最低賃金の引き上げ、パート労働法・男女雇用機会均等法の実効ある改正で、ジェンダー平等の社会を勝ち取ろう」と呼びかけました。
安斎育郎・立命館大学名誉教授(放射線防護学)が「放射能災害と私たちの生活」と題して記念講演し、「だらだらと原発依存社会を続けることは許されない。『原発ゼロの選択』へ明確に政策的な舵を切るべきだ」と強調。ヨーロッパに比べて豊富な太陽光や水力の状況を指摘し、「日本は自然エネルギー中心の社会に転換することはできる。その決断が必要だ」と訴えました。
10日には、雇用・保育・子育てなど7つの分科会が開催されました。参加者は両日とも集会後、京都駅前で宣伝し、原発ゼロなどを訴えました。