紅葉狩りを満喫
京都の紅葉名所は、この3連休でいずれも紅葉狩りを楽しむ人たちでいっぱいでした。東福寺、清水寺、高台寺から円山、南禅寺、真如堂、銀閣寺までの東山一帯、大覚寺天龍寺、二尊院、嵐山から松尾大社界隈、そして光明寺、長岡京など西山界隈、府立植物園などは紅葉狩りを満喫していました。
写真は西京区の松尾大社と渡月橋の中程にある平安京前に行基が創建し重要文化を有する法輪寺(嵯峨の虚空蔵さんと親しまれ、針供養や十三参り、漆寺として知られている)境内に赤く燃える紅葉です。
松尾大社や法輪寺界隈には七五三の行事で、かわいい晴れ着姿の子どもを真ん中にして祖父母と夫婦連れでお参りしている姿も紅葉に映えてほほえましい雰囲気を醸し出しています。
一方、美しく燃える渡月橋から天龍寺などの嵐山界隈は道から溢れんばかりの人たちで、路線バスも身動きが取れない賑わいで、渡月橋上流の大堰川にボートを浮かべての紅葉狩りで楽しむ人もたくさん繰り出していました。この連休で京の紅葉狩りも峠を越え、京都の街もいよいよ師走に入ろうとしています。(仲野良典)
「木枯らしの風にもみぢて人知れず憂き言の葉の積もるころかな」(小野小町)