総選挙が4日公示(16日投開票)されます。60年続いた「自民党型政治」のゆがみを断ち切り、「国民が主人公の新しい日本を」と訴える日本共産党に期待が高まっています。各界各層の声を紹介します。

「怖い方向」ストップを

 消費増税と一緒に成立した「社会保障制度改革推進法案」は、医療保険制度も介護保険制度も、給付対象の範囲の適正化、効率化、重点化がうたわれ、生活保護制度の見直しも書かれています。後退ばかりです。
 この法の成立を受けて、国会に京都選出の議員の皆さまをお尋ねし、京都の保険医の驚きと危惧(ぐ)を伝えましたが、こんな大きな考え方の変更が盛られた法律を通しておきながら、与党民主党の議員にはまるで自覚がありませんでした。しっかり分かっていたのは、共産党の穀田議員、井上議員のお2人だけでした。
 一緒に成立した消費税も反対の国民の方が多い。なのに、なぜ、国民の意思と違う政治がまかり通っているのでしょうか。国民の意思を代弁してくれるはずの選挙制度がそもそも間違っているのですから、私たちはどうすればいいのか。私は、直ちに比例代表制に切り替えて国会議員を選び直し、民意を正しく反映させられる選挙制度をまず作ることだと思います。このままでは絶望感が拡がるばかりで、お隣のようにへんなヒーローが間違った期待を集めて、あれあれという間に怖い方向へ引っ張られていかないかと、とても不安です。
 でも、京都の私たちは、自分たちの代弁をして下さる議員を選んでいます。こんな時だからこそ、穀田さんの決してへこたれない底抜けの明るさ、強さが頼みです。どうか、頑張っていただきたい。精一杯、応援させていただきます。(10月27日の上京区演説会でのメッセージ)(「週刊しんぶん京都民報」2012年12月2日付掲載)