日本共産党の総選挙躍進を期待します(9)(株)安全農産供給センター生産者協議会役員・湯浅洋次さん
4日公示され、16日投開票に向けて激しくたたかわれている総選挙。60年間続いた「自民党型政治」を断ち切り、本物の改革に踏み出し、「国民が主人公の新しい日本を」と訴える日本共産党に期待が高まっています。各界各層の声を紹介します。
TPP許さず頑張れ
農家の3代目です。「使い捨て時代を考える会」の消費者を中心に鶏卵や有機野菜、米を作って36年になります。今度の選挙では日本のTPP参加に明確に反対している共産党にがんばってほしいと思っています。
TPP参加で潤うのはアメリカと日本では一部の企業でしょう。安い米がどんどん入ってくれば日本の農家は立ちゆきません。外国でも有機農業の米や野菜はあると思いますが、量や価格では勝負になりません。たちまちつぶされてしまいます。今、1反の田で平均十数万円の生産資材費が必要です。米は1反で約20袋とれ、1袋(60キロ)1万円で売れれば20万円ですが、それでももうけはわずかです。農機具の修理費をローンで組めば、たちまち赤字です。これでは後継者は育ちません。
農業は大事な産業です。食糧は国の基本政策として管理すべきだと思います。安全な食べ物を国民が食べられる、当り前のことですが、原発事故が起きた今、国はその重い責任を考えて欲しい。そして生産者である農家には、再生産できる価格を保障してほしい。そのことができるのはアメリカにも大企業にも堂々とものが言える共産党だと思います。(「週刊しんぶん京都民報」2012年12月9日付掲載)