志位委員長が京都で訴え 「自民党型政治終わらせる大躍進の波起こそう」
日本共産党の志位和夫委員長は7日、京都入りし、京都市下京区の四条河原町で、「自民党型政治を終わらせる大躍進の波を京都から起こそう」と総選挙での躍進・勝利を呼びかけました。
「いよいよ日本の歴史を変える総選挙まであと9日となりました」と切り出した志位氏は、大飯原発再稼働や消費税増税、オスプレイ配備、TPP交渉参加など国民を裏切る政治の根っこに、「財界中心」と「アメリカいいなり」という2つのゆがみがあるとのべ、「たくさんの党がありますが、この『2つのゆがみ』を持った自民党型政治を終わらせることができるのは、日本共産党だけ。対決軸は、自民党型政治を続けるか、日本共産党の躍進で希望ある日本を目指すかにある」と強調しました。
志位氏は、日本が直面するデフレ不況、原発とエネルギー、TPP、憲法などの争点で、2つのゆがみを正すとどんな展望が開かれるかについて説明。経済の問題では、消費税増税中止と大企業の260兆円の内部留保を雇用・中小企業に還元する2点を提案しました。公約違反の消費税増税について選挙戦の中で民自公の党首がだれも言及しないことを批判し、「国民は一度たりとも増税を認めていない。増税3党には退場の審判を下そう」と訴えました。
最後に志位氏は、「政党を選ぶ比例代表では、何を言っているかだけでなく、どういう政党かを丸ごと見てほしい」と述べて、日本共産党が、▽歴史にそむく逆流に勇気を持って立ち向かう▽草の根で国民と結びつく最も力ある党▽1世紀近い歴史によって試された党―と解明し、「ほかの党ではみなさんの1票が“行方不明”になります。日本共産党への1票は、どの1票も必ず政治をよくするために生きて働きます。残る9日間、必ず躍進を勝ち取ろう」と力を込めました。
こくた恵二衆院比例近畿ブロック・1区候補、はら俊史2区候補、石村かず子3区候補、吉田幸一4区候補、かみじょう亮一6区候補の各氏が決意を語りました。
「原発ゼロをめざす京都ネットワーク」共同代表の宗川吉汪京都工芸繊維大学名誉教授が応援演説を行いました。