かみじょう氏演説会 9日夜、京田辺市内で日本共産党とかみじょう亮一京都6区候補の演説会が開かれました。
 京田辺市在住で子育てしながら原発をなくす活動に取り組んでいる女性や解散直前の「3党合意」で年金削減法案を成立させたことに怒りを表明した年金暮らしの男性が、日本共産党への期待を述べました。
 かみじょう候補の後輩になる女子学生が「学費の値下げや、安定した雇用をという私たちの願いをまじめにとり上げてくれたのが日本共産党。自分たちの努力が足りないとすべて学生の自己責任のように言う自民党や民主党でなく、日本共産党を大きくしてほしい」と訴えました。
 演説に立った26歳のかみじょう候補は、目指すべき政治の中身について、(1)青年と働く人を大切にする政治を(2)消費税の増税を許さない。増税中止法案を提出(3)すべての原発を直ちになくすの3点を公約として訴えました。
 最後に日本共産党の井上さとし参院議員が「若い力を国会へ送り出そう」と切り出して演説。井上議員は、景気と消費税をどうするのかが問われているとして、今、民主党も自民党も公明党も消費税増税に口をつぐみ討論会でも国会で決まったことだからやるだけと言うばかりだが、野田首相は増税法案成立後の国会で「増税実施の前に選挙で国民の信を問うから公約違反ではない」と言っていたと批判。増税を進めた民・自・公にノーの審判を下し、日本共産党が消費税増税法案を提出できるよう伸ばしてほしい、と訴えました。
 また原発問題について、「いつの間に原発なくせに変わったのかと思うような議員も出てきている。そうしないと選挙に勝てないというところまで国民の世論が変わってきたからです。一貫して原発反対を言ってきた老舗の日本共産党が大きくなってこそ、原発をなくす大きな力になります」と訴えました。
 「憲法が正面から問われている」と話を進めた井上議員は、「自衛権とか国防軍とか言っても日本を守ろうという話ではありません。アメリカが海外でやっている戦争に協力できるようにしようというのが集団的自衛権です」と明快に批判し、自民党の38%、維新の会の77%が核保有を検討すべきとアンケートに答えていることを示し、こんな政党に負けるわけにはいかないと力を込めました。(青木綱次郎)