4日公示され、16日投開票に向けて激しくたたかわれている総選挙。60年間続いた「自民党型政治」を断ち切り、本物の改革に踏み出し、「国民が主人公の新しい日本を」と訴える日本共産党に期待が高まっています。各界各層の声を紹介します。

最も政党らしい党

 美山町は大飯原発から30キロ圏に入ります。再稼働以降、脱原発世論が盛り上がる中でここで頑張らなくてどうすると、6月に「なくそう原発美山の会」を結成し、世話人を務めています。若狭湾の原発をなくすよう求める要請署名1768人分を11月13日に南丹市に提出しました。美山町民の約3分の1にあたります。
 原発は事故が起きてもだれも何も対処できないことははっきりしました。事故から26年経つチェルノブイリはいまも放射能被害が続いています。核のゴミを処理する技術もない。卒原発とか20年後に停止ではだめなんです。今すぐ止める、これしかありません。即時原発ゼロとキッパリと言っているのは共産党だけです。
 私は30年前に美山に移り住み、藍染め作家として創作活動のかたわら、美術館を主宰しています。共産党の人たちはこの美山でしっかりと根を張っています。朝5時に起きだして新聞を配達し、住民の相談に乗り、議会で取りあげる。一貫して政党助成金を受け取らず、新聞代やカンパで政党を運営している政党らしい政党は他にはありません。自分の食いぶちのために政党を渡り歩いたり、結党から1週間で言うことがころころ変わるような政党にはあきれます。日本の未来がかかった大事な選挙です。今度こそ大躍進してほしいと思います。(「週刊しんぶん京都民報」2012年12月16日付掲載)