日本共産党の総選挙躍進を期待します(19)カフェ「TOSCA」のオーナー兼スタッフ・橋本朋果さん
4日公示され、16日投開票に向けて激しくたたかわれている総選挙。60年間続いた「自民党型政治」を断ち切り、本物の改革に踏み出し、「国民が主人公の新しい日本を」と訴える日本共産党に期待が高まっています。各界各層の声を紹介します。
被災者の願いに一致
福島第1原発事故で、いわき市(福島県)から、両親と姉弟の一家5人で、京都へ避難してきました。実家は、福島第1原発から24キロの所にあります。放射能汚染を考え、実家での暮らしをあきらめ、家族で昨年7月から京都市内でカフェを始めました。
原発事故による住民、特に子どもたちへの被害、健康へのダメージははかりしれません。原発の事故を2度と起こさせてはいけません。一刻も早く原発をゼロにしてほしいと願っています。
また、原発事故から1年以上が過ぎ、私たち被災者のことが忘れられようとしているのではないかと危惧(きぐ)しています。
共産党は、「即時原発ゼロ」とともに、廃炉にした後の管理・処理や、原発に依存してきた自治体を再生可能エネルギーで再生・地域おこしをはかることを提案しています。「原発事故前の安全・安心の福島」を取り戻すため、国が責任を持つことも掲げています。
私たち被災者が求めている政策です。福島を完全に元に戻すことは無理でしょう。できるだけ近い方向へ再生させてほしいと願っています。(「週刊しんぶん京都民報」2012年12月16日付掲載)