山田府政、安倍政権の問題点を考える 第2回府政研究会 来年春の府知事選に向けて府政の問題点を研究する「京都府政研究会」は9日、京都市上京区の社会福祉会館で第2回全体研究会を開きました。
 立命館大学の平岡和久教授が「京都府政分析の視点について」と題し講演。安倍政権が進める公共事業拡大を中心とした大型補正予算、生活保護切り下げ、地方公務員給与カットなどの国政の問題点を指摘した上で、「山田府政が進めてきた市町村合併の問題点や、行財政改革の推進、道州制の問題などをそれぞれ客観的な資料・データを収集し、詳しく研究していこう」と問題提起しました。
 京都府職労連の森吉治委員長が、この間府内各地で開催した地域別懇談会の内容を報告。丹後など府北部で地域経済が疲弊し業者から悲鳴が上がっていることや、地方税機構による差し押さえ事例の報告、教育・社会保障の切り捨てなど、各地で寄せられた声を紹介し、「安倍政権、山田府政のもとで多くの矛盾が生まれている。要求運動を強化していこう」と呼びかけました。
 同会に参加する研究者や労働組合などから発言があり、それぞれの分野・地域で研究を深めていくことが提起されました。