危険な米軍レーダー受け入れるな 京丹後市議会で田中議員が要求
京丹後市経ヶ岬への米軍「Xバンドレーダー」配備問題をめぐり、日本共産党の田中邦生議員は、12日の市議会一般質問で、中山泰市長に対し、「危険なレーダー配備を受け入れるべきではない」と求めました。
田中議員は、配備計画の全容を知らされていない住民の間に、困惑や不安が広がっていることを紹介し、市長の見解を求めました。中山市長は、住民の安心安全の確保が前提であるとし、「この問題について、議会、住民、府民の皆様と一緒に考えることが大切だと思う」と述べました。
続けて田中議員は、配備に伴い予想される、▽飛行禁止区域によるドクターヘリ運航への影響▽基地が攻撃を受けるリスク▽米軍関係者による犯罪―などの問題点を指摘。そのうえで、市長が2月26日、同市を訪れた防衛省の金澤博範事務次官に対し表明した、「住民の安心安全への懸念が払しょくされない限り地元として同意しない」との考えは堅持されているか確認しました。
中山市長は、「当然、そうです。住民の安心安全が大前提です」と応じました。
田中議員は「懸念が払拭されないかぎり配備に同意できないという立場を堅持すべき」と重ねて求めました。