キックオフ集会 青年が人間らしく生きていける社会へ運動を広げようと、京都青年大集会に向けた「キックオフ集会」(京都青年大集会実行委員会主催)が20日、京都市下京区のクラブ「世界WORLD」で開かれました。青年40人が参加しました。
 同実行委員会は京都(10月6日)と全国(10月23日)で行われる青年大集会に向けて、「仕事・暮らしアンケート」と公契約条例制定を求める署名を広げようとしています。
 首都圏青年ユニオンの武田敦委員長が講演。残業代未払いや有給休暇の取得拒否、雇用保険の未加入などの違法な実態が青年労働者の間に広がっていると紹介し、「労働条件を守らせるためには団結が必要です。厳しい実態にある青年が一緒にたたかえる『居場所づくり』の運動をやっていこう」と呼びかけました。
 参加者から学童保育職員、公務員、就活中の学生、うたごえサークルで活動する青年、過労死基本法制定実行委員会の寺西笑子さん、中村和雄弁護士らが青年の実態を発言しました。
 集会後、メンバーは四条河原町でアンケートと署名に取り組みました。
 アンケートに答えたブライダルサロンで働く女性(21)は、「毎日12時間以上働いても残業代が払われない」、「有休がとれず、祖母のお葬式に出してもらえなかった」など話していました。