若者デモ 「生きている人間として扱われず、“仲間”を増やすことしかできない」――そんな“ゾンビ”の姿で、消費税増税や電気代値上げなど庶民の負担を増やすすべての施策を批判する世論を広げようと、若者ら60人が京都市内をデモ行進しました。
 大学生・院生などの有志がツイッターなどのソーシャルネットワークサービスを通じて呼びかけて行ったもの。参加者は円山公園(東山区)から京都市役所(中京区)を経由して四条大橋まで行進し、「ないとこから金とるのやめてんか!」とアピールしました。
 橘大学の学生(18)は、月5万円の奨学金を借りていると話し、「他国では学費がタダだったり、奨学金が給付制だったりするけど、日本は学ぶのに借金しなければならない。本来は誰でも学べるはず」と訴えていました。
 アルバイトを2つ掛け持ちしているという男性(25)は、「苦しい生活をしている中で、『アベノミクス』で物価を上げてさらに消費税増税するなんてとんでもない。お金持ちや大企業など、もっと税金を取る相手はいるはずだ」と語っていました。