慰安婦発言に抗議 日本維新の会の橋下徹共同代表・大阪市長が旧日本軍「慰安婦」問題について「慰安婦制度は必要」などと暴言をはいたこと(13日)に対し、日本共産党京都府委員会(渡辺和俊委員長)は14日、緊急抗議宣伝を京都市中京区の烏丸御池交差点で行いました。
 問題の発言は、「銃弾が飛び交う中で命をかけて走っていく時に、精神的に高ぶっている集団に休息させてあげようと思ったら、慰安婦制度が必要なのは誰だってわかる」と述べたもの。さらに「日本政府自体が暴行脅迫をして拉致したという事実は証拠で裏付けられていない」と発言。沖縄の米軍海兵隊司令官に対して「もっと風俗業を活用してほしい」と述べたことも明らかにしました。
 倉林明子参院京都選挙区候補がマイクを持ち、「公党の党首、かつ大阪市長としての資格がない。ただちに辞任すべき」と批判しました。
 渡辺委員長は、「慰安婦」問題で「強制」の事実を否定したこれまでの発言から、さらに踏み込んだ内容だと指摘し、「人権感覚が欠如している。即刻、発言を撤回し、謝罪すべき」と訴えました。
 宣伝には、同党の岩橋ちよみ、河合葉子、宮田絵里子、西野佐知子、加藤あい、冨樫豊の各京都市議が参加しました。