関電前行動 2日に東京で行われる「6・2ノーニュークスデイ」に呼応して5月31日、京都駅前の関電前での脱原発アピール行動とデモが取り組まれ、320人が「高浜動かすな」「危険な原発、輸出するのはやめなはれ!」とコールを響かせました。
 スタンディングアピールでは脱原発を訴える変え歌や「美浜も廃炉」「もんじゅは動かすな」などのシュプレヒコールを唱和。はかまに鉢巻き姿で参加したのは長嶺歩さん(40)。故郷を思って京都でたたかった福島県会津藩の戦士も思いは同じと扮装しました。「祖父母が福島県の出身なんです。家族を引き裂き、ふるさとに帰れなくした原発は今すぐ廃炉にしてほしい。輸出なんてとんでもない」と話していました。
 デモの先頭でコールを先導したのは伊塚浩平さん(18)=仮名・橘大学1回生=。「子どものために原発なくそう。今ならできる、今すぐやろう」と市民に呼びかけました。伊塚さんは「原発事故の現実を知り、日本人に絶望していたが、反対の声を上げる人たちがいることに感動した。一緒に声を上げ続けたい」とこぶしを振り上げました。