京都に米軍基地はつくらせない 府民の会が宣伝・署名
京丹後市経ヶ岬への米軍専用レーダー基地設置問題で、「京都に米軍基地いらない府民の会」は4日、京都市下京区の四条烏丸で設置撤回を訴える宣伝と署名に取り組みました。
各団体のメンバーがリレートーク。京都平和委員会の戸田昌基理事長は、米軍人・軍属による犯罪や電磁波の健康への影響、基地が攻撃を受けるリスクなどの問題に対し、住民から不安があがっていることを指摘し、「(日米両政府は)不安の声に背を向け、無理やり基地を押し付けようとしている。地元と一緒に反対の声を上げよう」と呼びかけました。
京都共同センターの辻昌秀事務局長は、全国132カ所に米軍基地が置かれる中、沖縄を中心に「基地撤去」の運動が進んでいることを強調し、「基地撤去は国民の願い。京都に133番目の基地設置を許さない」と訴えました。
他に、日本共産党の浜田良之府議、京都総評の梶川憲事務局長が訴えました。
署名した京都市の女性(71)は、「先の戦争を知る世代としては、戦争を前提とした基地建設なんてとんでもない話。ましてや米軍基地なんて絶対にいやです」と話していました。