TPP反対集会 農業や医療、労働組合など幅広い団体・個人でつくる「TPP参加反対京都ネットワーク」は30日、京都市下京区の大谷ホールで「TPP参加反対京都府民集会」を開き、700人以上が参加しました。参加者は集会後、中京区の烏丸御池交差点までパレードし、「農業や医療、日本を壊すTPP参加反対」とアピールしました。
 京都府保険医協会の垣田さち子理事長が開会あいさつ。TPP参加に慎重だった自民党が、安倍首相のもとで参加表明したことを批判し、「首相のことばには、国民生活の実態がなく、リアリズムがない。患者さんの生活は良くならない中で、増税、社会保障費負担増、TPPが進められています。しっかり学び、TPP参加反対を市民に呼びかけよう」と訴えました。 
 坂口正明・全国食健連事務局長がTPPをめぐる最新情勢について報告。4月のTPP交渉参加に向けた日米事前協議の「日米合意」で、かんぽや牛肉輸入、自動車関税問題などでアメリカの要求を丸呑みしたことを強く批判し、「首相が反対を表明した中でも運動は大きく続いている。TPP合意阻止に向けて運動を広げよう」と述べました。
 日本共産党の井上さとし参院議員があいさつし、国会で「ウソつかない TPP参加反対」との自民党のポスターを示して首相を追い込んだことを紹介。「公約違反は許されない。守るべきものも守れないのがTPP。TPP参加反対にむけて最後まで頑張りぬきます」と決意を語りました。倉林明子参院京都選挙区候補も参加し、主催者から紹介されました。
 藤沢直広・日野町長が連帯のあいさつを行い、農業、医療、労働など各分野からTPP参加阻止への発言がありました。集会の最後には、TPP反対のプラカードをかざして、「日本をこわすTPP参加をやめろ!」「農業をダメにするTPP参加をやめろ!」と声を上げました。