業者の願いを届ける党

和学研究所・きもの総合研究所「和の国」代表 中塚一雄さん

 今回の参院選では日本共産党に期待したいと思っています。
 着物関連のコンサルティング業をしていますが、着物業界の景気は非常に厳しい。アベノミクスの恩恵はなく、円安による原油高や海外生産コストの高騰など、状況は悪化しています。
 着物の生産は中小零細業者がほとんどです。担い手がいなくなれば、着物という1500年以上続いた衣装文化を失ってしまいます。着物がなくなれば、茶道、能や歌舞伎などあらゆる日本文化が失われることになります。日本文化そのものである着物と、着物を生産する零細業者を支援する政治に変えなければなりません。
 一部の輸出大企業や大金持ちだけが、円安や株高でもうけを上げるアベノミクスでは景気は良くなりません。また、こんな時に消費税を増税したら、ますます景気は冷え込み、着物も売れなくなってしまいます。
 日本共産党は、庶民や中小零細業者さんの味方で、業者支援に真剣に取り組んでおられます。他の党と違うのは、国民の願いを聞き、届けようとするところではないでしょうか。参議院選挙で倉林さんが京都で勝ち、中小零細業者を守る政治に変えることを期待しています。(「週刊しんぶん京都民報」2013年7月21日付掲載)