麻生副総理「ナチスの手口に学べ」発言抗議 京都総評
麻生太郎副総理・財務相が改憲に絡んで「ナチスの手口に学べ」と発言したことに、京都総評(吉岡徹議長)は6日、抗議と閣僚解職・議員辞職を求める申し入れ文を送付しました。
発言は7月29日、東京都内のシンポジウムで「ドイツのワイマール憲法はいつの間にか変わっていた。あの手口に学んだらどうか」と述べたもの。麻生副総理は「誤解を招いた」と釈明しています。
申し入れ文は、麻生副総理が謝罪をせず、安倍首相も擁護していると指摘。発言について「ナチズムの肯定そのものであり、侵略戦争の痛苦の反省から、平和と民主主義が息づく社会を築くことをめざしてきた、戦後の国際社会に対する挑戦」と批判。「政治家としての資格が問われるものであり、閣僚はもとより、議員を辞職されるよう求める」と訴えています。