京田辺市議団懇談会 日本共産党の京田辺市議団の議会報告懇談会が7日午後、同市で開かれ、市民など17人が参加しました。
 同党市議団の岡本亮一議員が、同市9月議会について報告しました。岡本議員は9月議会の成果として、学童保育の拡充や小学校クーラー設置工事の前倒し実施、地域包括支援センターの新設、軽中度の難聴児への補聴器購入費補助の実現、地域の元気臨時交付金の活用で1億円以上の財政効果、などの内容や、福島第一原発事故のために自主避難された市民グループとの共同の取り組みで、原発事故子ども・被災者支援法に関する意見書を全会一致で可決したことなどを紹介しました。
 浜田よしゆき府議が、9月府議会について報告。浜田府議は9月半ばの台風18号による被害と京都府の対策、課題などについて説明。府北部の由良川が氾濫し、大きな被害を出した点について、9年前の台風23号でも大きな被害を出しながら、その後、河川改修の予算を削ったり、担当する府土木事務所の職員を減らしてきたことなどを指摘し、「明らかな失政であり京都府知事の責任が問われる問題」と述べました。
 参加者との懇談では、京田辺市内の府が管理している河川で、川岸が一部破損している部分について府土木事務所の体制が薄くて改修が遅れている実態が出されたほか、住宅地を流れる河川に増水対策として自家発電機を備えた排水ポンプの設置要望、大雨対策について市の認識、課題を住民を交えて話し合う場を設けてほしい、などの提案もありました。
 また、京田辺市で半壊被害の住宅への支援について「土砂運びなどできることがあれば協力したい」という発言もあり、岡本議員から支援策について市へ柔軟な対応を申し入れていることなどが紹介されました。
 この他「ブラック企業対策は京都府として何をしているのか」という質問も出され、浜田府議が、9月議会ではじめて京都府が正規職員を増やすための目標を設定したことを紹介し、党同組合などの運動が府政を動かしていることを紹介しました。(青木綱次郎)