「必ず廃案に追い込もう」秘密保護法反対 300人が気迫のデモ
秘密保護法案をめぐって国会情勢が緊迫するなか、同法案の反対を呼びかける緊急街頭演説会・アピールデモが22日夜、京都市内で行われ、300人を超える市民らが「『修正』ではなく廃案に追い込もう」と声を響かせました。
京都総評や自由法曹団京都支部、京都母親連絡会などでつくる実行委員会が呼びかけたもの。京都市役所前で行われた街頭演説会では、吉岡徹・京都総評議長、民放労連京都放送労働組合の長岡信行書記長、清原稔也・京都新聞労組副委員長、衣笠洋子・京都母親連絡会事務局長、自由法曹団京都支部の毛利宗弁護士らが「知る権利を奪い、国民を政府の監視下におくもの。行き着く先は、アメリカとともに戦争する国。必ず阻止しよう」(吉岡氏)、「報道の現場で働く者として黙って見過ごす訳にはいかない。この法案について中立の意見はない。廃案までみなさんと一緒にたたかう」(清原氏)、「真実を見抜く『目』、本当のことを聞く『耳』、多くの人に広げる『口』を抑えこむもの。みせかけの修正で法案成立を許してはいけない」(衣笠氏)などと訴えました。
参加者らは「許すまじ言論統制」「あかん!秘密保護法案」などと書いた横断幕やプラカードを手に河原町通をデモ行進しました。会社帰りにロードバイクを押してデモに参加した男性(31)は、「維新の会、みんなの党の修正案は、問題点を解消するどころかより悪い方向に変えている。市民の行動で国会を動かして、廃案に追い込みたい」と話していました。
同実行委員会は12月4日(午後6時半)にも同じ場所で街頭演説とデモを行います。