築100年の町家で落語会 伝々寄席
築100年の町家を改装したアートスペース伝々(京都市北区)で21日、「第54回伝々寄席」が開かれ、落語ファン約20人が話芸を楽しみました。
伝々寄席は、西陣で帯を製造・販売する「田中伝」の田中慎一社長が企画して2009年1月からスタート。毎月(12月をのぞく)、「落語界のアンパンマン」を自称する噺家の林家染太さんをレギュラーに、3人の出演者で行ってきました。
京大法学部出身の桂福丸さんが「道具屋」、京都市伏見区在住のぽんぽ娘さんが「寿限無」、染太さんが「禁酒番屋」をそれぞれ披露しました。 染太さんは、昨年スペインで世界初のスペイン語落語をした際のエピソードをまくらで紹介するとともに、本編では登場人物のリアルな描写で会場をわかせました。
次回「第55回伝々寄席」は5周年記念となるもの。新春大抽選会があり景品で帯などが当たります。来年1月14日(火)午後7時、伝々。1500円(着物で参加する人は1200円)。問い合わせ先TEL075・461・5921(伝々)。