宇宙研究の最新成果活かして落語会 京都大学で3回目
多くの人々に宇宙に関心をもってもらおうと、「第3回宇宙落語会」が11月30日、京都市左京区の京都大学で開かれ、宇宙ファン、落語ファン約300人が話芸を楽しみました。
柴田一成・京都大学大学院理学研究科附属天文台長のあいさつのあと、神戸大学名誉教授の松田卓也氏が「コンピュータが人類を越える日―2045年問題」をテーマに基調講演しました。
京都大学法学部出身の桂福丸さんが「鯛(たい)がようけ(=太陽系?)」などのだじゃれや宇宙飛行士の語録などもひきながら古典落語「天災」を口演。「キラキラ星」のお囃子で登場した林家染二さんは、家族で宇宙旅行するという宇宙落語「ボイジャーファミリー2」を披露しました。柴田研究室の院生が5月に発表した論文や、インドが11月に打ち上げた火星探査機などの研究の最新成果も盛り込んだものでした。
京都大学法学部出身で日米を舞台に活躍するシンガーソングライター脇阪真由さんのミニコンサートや、出演者によるトークショーも行われました。