秘密保護法反対デモに1000人超 廃案訴え
政府が秘密保護法案の強行採決を狙うなか、同法の反対を呼びかける緊急街頭演説会・アピールデモが4日、京都市中京区の京都市役所前で行われ、1000人超の市民らが廃案を訴えました。
京都総評や自由法曹団京都支部、京都民医連などでつくる実行委員会が呼びかけたもの。デモ出発前の街頭演説会で、京都弁護士会副会長の大河原壽貴弁護士は、同法案は基本的人権を侵害し、情報隠しで民主主義の根幹から覆すものと指摘し、「京都弁護士会も、全国全ての弁護士会も反対を表明しています。総力を上げて、みなさんとともに廃案するために頑張っていきたい」と訴えました。
府知事選に立候補表明した、京都民医連会長の尾崎望さん(小児科医)は、「国民の目、耳、口をふさぐこの法案を絶対に通すわけにはいかない。力をあわせて廃案にしよう」と呼びかけました。福島から京都に避難してきた女性、京都放送労働組合、新日本婦人の会京都府本部、京都平和委員会の代表らが廃案を訴えました。
参加者は市役所前から四条河原町までデモ行進し、「秘密保護法は廃案せよ」「秘密保護法反対」と声を上げました。