知事選勝利で「日本一働きやすい京都に」 伏見地区労旗開き
伏見地区労は17日、2014年旗開きと伏見地域春闘共闘発足集会を開催しました。
開会挨拶で同地区労の板東利博議長は「安倍政府は景気回復とかデフレ脱却と言って、働く者の賃金を押さえ込み、労働者・市民の購買力を低下させて逆に経済活動も低下させようとしている。カナダやイギリスでは賃金を大幅にアップさせてGDPも上向いている」と安倍政権の政策を厳しく糾弾し大幅賃上げを強調。また沖縄名護市長選、東京都知事選に引き続く4月の京都知事選で「働く者が団結し、市民や府民の要求をくみ取り闘えば、府政や国政を変える絶好のチャンスです」と呼びかけました。来賓の京都南法律事務所中尾誠弁護士が激励の挨拶。
尾崎望知事候補からのメッセージとして、安倍政権の暴走を許さない決意と、「医師としても子どもの貧困、子ども達のリハビリ支援、平和と憲法を守るとりくみをはじめ人間らしく働き、暮らす権利を守る運動にかかわってきましたが、現府政のもとで広がった格差と貧困を解消するために思いを同じくするすべてのみなさんと力をあわせて、京都府政を変えたいと決意しています」と連帯のあいさつが紹介されました。
恒例の旗開きでの学習会は、京都総評の池田和宏事務局長が「京都知事選と2014春闘情勢について」と題して講演しました。池田氏は、安倍政権が日本の経済状況から「労働者のベースアップを」と言わざるを得ないなど、潮目が変わった背景を分析。労働者賃金が年間約60万円も減少させられ、逆に大企業は272兆円溜め込んだ内部留保をはき出させることが重要と指摘しました。また労働組合が現場労働者全ての声をくみ上げ、地域の人たちの要求をくみ上げる闘いと仲間を増やすことが重要だと述べました。そして「日本一働きやすい京都に」となぜ労組が知事選を闘うのか、山田府政3期11年で京都府はどうなったのかと具体的に実態に迫り、闘いの意義を強調しました。
続いて、伏見地域春闘共闘発足集会では、地区労の香川裕一事務局長が体制・運営と今年の伏見春闘の重点として知事選勝利と「地域春闘交流集会」開催などを盛り込んだ闘いの基調や日程などが提案。大きな拍手で確認しました。また、だれでも入れる「伏見ふれあいユニオン」の意義と強化拡大を呼びかけました。
第2部は佐藤大介さんのギター弾き語りに聴き入り(写真)、出席した全加盟単組が近況や活動を報告。特製のカレーライスも好評で大きなお鍋が空っぽに。また福袋商品付きの〇Xクイズなども楽しく盛り上がり交流を深めました。(仲野良典)