モノ申すことが戦争止める力に 新婦人伏見支部フェスティバル
新日本婦人の会伏見支部は21日、伏見呉竹文化センターを会場に「2014年ピースフェスティバル~未来へつなごう 輪・話・和」を行い、約160人が参加しました。ものづくりやコーラスなどの小組活動の発表と平和コンサートで、正面には大きな横幕の両側に「集団的自衛権行使容認やめて」、「日本を再び戦争の道を歩ませない」、「日本の宝憲法を大切に」などの寄せ書きが吊されました。
秋山啓子伏見支部長が開会挨拶。昨年の新婦人50周年フェスティバルで、会員相互に交流ができる会誌をつくろうと伏見支部の50年誌発行を企画し、編集した冊子を披露。一昨日、伏見で行われた「安倍政権による集団的自衛権行使を許さない6・20緊急行動」で途中からの続々と加わり最終点では約80人も膨れあがったことを紹介。「成果発表とピースコンサートで平和の大切さを広げる力にしていきましょう。新婦人がモノ申すことが戦争を止める力になるんだと確信できるつどいに」と呼びかけました。
サークル発表では、2つのコーラスグループが美しいうたごえを披露。発足19年目の「はとぶえ」は平和の願いを込めて朗読、子育て真っ最中の英語会話サークル「キッズイングリッシュ」は流暢な英語スピーチと歌、キッズソーランサークルは黒装束と赤いタスキの親子18人でロックソーランを元気いっぱいに乱舞しました。着物小組のリフォームのファッションショーや南京玉すだれ」サークルは「憲法9条」の9文字を作っての憲法口上に拍手喝采。フラダンスサークル「マーリエ」はハワイアンスタイルのダンスを披露しました。
第2部の平和コンサートでは、「わらび座」で活躍し、現在はフリーの湊愛子さんが楽器演奏と歌声を場内いっぱいに響かせました。湊さんは東北支援のカンパを篠笛を吹いて訴え、そのカンパをもって福島に行き、避難所で演奏した体験を語りました。オカリナ演奏やピアノでの弾き語り、アコーデオン演奏などで参加者みんなの歌声が会場にあふれました。(仲野良典)