御所南ピースウオーク 85回目となる御所南ピースウォークが19日、14団体50人の参加で行われました。
 集団的自衛権の行使容認をめぐって緊迫する情勢を受け、「憲法9条を守ろう」、「日本を戦争する国にはさせないぞ」「安倍首相は辞めろ」とのシュプレヒコールとともに御所南地域を歩きました。日本を再び戦争する国にはさせない、という参加者の熱意あふれるデモでした。
 ピースウォーク終了後のミニ集会では、自由法曹団京都支部の高山利夫弁護士が、集団的自衛権の行使容認について、自衛のためのでなくアメリカとともに戦争する国を目指すものだと指摘。「これは憲法九条を死文化するものであり、日本の若者が海外へ行って人を殺す、あるいは戦死するという事態を招きます。そうなれば戦後築いてきた平和国家としての日本の社会のあり方を根本から変えることとなる。このような事態を安倍首相の個人的な『想い』で実現させるわけにはいかない」と厳しく批判。安倍首相が行使の範囲を限定すると述べていることについて、「いったん戦争が始まったら戦争の範囲を限定できるはずがないことは、日本の過去の歴史からも明白」と強調しました。(鰺坂)