被爆体験「聞き取りプロジェクト」 民青京都府委員会
民青同盟京都府委員会は20日、被爆者の花垣ルミさん(74)=京都市=から体験談を聞く企画を京都市内で開きました。
戦争体験や被爆体験を次世代に継承しようと、来年の終戦70年に向けて証言の記録集をつくるため、全国で取り組んでいる「聞き取りプロジェクト」の一環です。
花垣さんは、5歳の時に広島で被爆した体験を紙芝居も使って紹介し、その後の人生や平和活動の経験を語りました。安倍政権が、憲法を解釈で変えて集団的自衛権を行使し、再び日本を「戦争する国」へ向かわせようと暴走している中で、「被爆体験を多くの人に知ってもらいたい」と語り部の活動を強めていると強調しました。
この日は、かき氷をつくって食べながら交流。参加した高校生は、「地元(福知山市)で被爆者の体験談を聞いたことがあったけど、1人ひとり被爆体験は違う。新鮮な気持ちで聞けた」と話していました。(Mi)