米軍基地いらんちゃフェスタ 京丹後市経ヶ岬の米軍レーダー基地の稼働に反対し、撤去を訴える「米軍基地いらんちゃフェスタin丹後」が23日、同市の丹後文化会館で開かれ、府内全域から850人が参加しました。集会後、参加者は市内をデモ行進し「危険な米軍基地いらない」とアピールしました。
 集会は、「米軍基地建設反対丹後連絡会」と「米軍基地建設を憂う宇川有志の会」が呼びかけ、「京都に米軍基地いらない府民の会」などが協賛しました。
 主催者を代表し「憂う会」の三野みつる代表があいさつ。昨年2月末の基地配備の合意から2年近く経過した現在も、「住民の安全安心は何ら確保されていない」と強調。沖縄で11月の知事選で翁長知事誕生に続き、衆院選の全小選挙区で「新基地ノー」の候補が勝利した「オール沖縄」のたたかいに触れ、「基地いらんの一点で共同し沖縄に続きたい」と力を込めました。
 同会の永井友昭事務局長が現地報告。米軍関係者による交通事故が計6件発生していることや軍属が基地外で銃を携帯する様子などを告発し、危険な基地撤去を訴えました。
 「府民の会」を代表し、大河原壽貴弁護士が報告。自由法曹団京都支部が基地関連のトラブルの電話相談を受け付けるホットライン開設の準備を進めていることを報告し、活用を呼びかけました。
 9月の沖縄いっせい地方選で初当選した日本共産党の伊佐真次東村議は、総選挙での「オール沖縄」での保革を超えた共同が勝利を切り開いたと強調。4月のいっせい地方選での「共闘」の広がりに期待を示し、「ともに沖縄にも京都にも基地いらないと頑張ろう」と呼びかけました。
 日本共産党の田中邦生市議が議会報告、協賛・賛同団体からの発言が行われました。
 集会後、参加者は市役所前や米軍人が宿泊するホテル前などをプラスターや横断幕を手にデモ行進し、「住民の安全、丹後の自然を守ろう」「平和な日本、丹後を子どもたちに」とシュプレヒコールを響かせました。