「戦争する国」止めたい KBS労組・終い天神宣伝に反響
民放労連京都放送労組(KBS労組)は25日、「終い天神」でにぎわう京都市上京区の北野天満宮前で、「戦争する国づくり反対。憲法9条を守りましょう」と訴え、署名を呼びかけました。
署名は、衆参両院議長に対し、(1)集団的自衛権行使を可能にする立法、政策に反対(2)憲法9条を変えることに反対する「憲法9条京都の会」作成の請願。「戦争には行きたくない」(青年)、「70年間戦争をせずにきたのに、きな臭くなってきた」(高齢の男性)などと老若男女が足を止め、約1時間で94人が応じました。
同労組は、署名目標の1100人分を集めきろうと、11月からは毎月21日(東寺の弘法さん)と25日(北野の天神さん)の縁日での昼休み宣伝に取り組んでおり、同日で目標達成まで約250人になりました。
行動前日の24日には、第3次安倍内閣が発足し、安倍首相が“戦争する国づくり”にむけた法整備、憲法改悪への姿勢を強める中、参拝者から怒りや不安の声が多数寄せられました。
「憲法9条は変えたらあかん」と署名した女性(83)は、「“オール沖縄”みたいに、戦争への道を止める世論を大きくしないと」と激励しました。
受験生の弟の合格祈願でお守りを買いに来た女子学生=2回生=は「戦争の記憶が薄れる中で危険な動きだと思う」とペンを取りました。「安倍さんが、今しなくてはいけないのは、戦争準備ではなく、高齢者や失業者、被災者への支援ではないですか」と話していました。