危険な「集団的自衛権」ストップを 山科革新懇が憲法講座
山科革新懇は20日、山科アスニーで第3回「2014山科連続憲法講座」を行い、寒い中24人が熱心に講座を学びました。
山本陽子世話人の司会で、代表世話人の本庄孝夫氏があいさつ。「先の総選挙で安倍政権に対決した日本共産党の躍進と『オール沖縄』の勝利は安倍暴走政治に痛打を与えた」と述べました。
「安倍政権と集団的自衛権」と題して山科総合法律事務所の小川達雄弁護士が第1回・第2回に引き続き講演しました。総選挙の審判は3つの見方があるとして、(1)選挙制度のゆがみ(自民の小選挙区絶対得票率24%、得票率48%議席占有率75%)(2)延命解散の争点隠し(沖縄自民全滅も、選挙後「信任を得た」と改憲議論の推進表明)(3)共産党の躍進と「もう一つの民意」を踏まえて話しました。
安倍政権の基本的性格について、保守支配層やアメリカが一貫して実現を目指す政権と指摘。第2次安倍政権の改憲策動は第1次の反省を踏まえ、明文改憲でなく解釈改憲をした安倍首相は「論旨矛盾でも平気な知的羞恥心のなさ」「反対論と議論をかみ合わせない」など多数の力でやりきる個性と第3次政権では、解釈改憲の仕上げ、明文改憲の推進を狙う危険性を明らかにしました。
憲法と平和を守る民意は戦争を許さず、平和と人権と民主主義を守る日本国憲法を擁護する多くの国民と共有し、新年をその広がりへの第1歩としようと呼びかけました。(野原孝喜)