憲法カフェの最後に米国反戦歌を合唱するママ友ら憲法カフェの最後に
米国反戦歌を合唱するママ友ら

 バレンタインデーの14日、子育てママたちが憲法について学ぶ「チョコっと憲法カフェ」が京都市左京区の左京区西部いきいき市民活動センター会議室で取り組まれました。
 2児の母・古川美和弁護士から憲法、集団的自衛権行使、自民党の改憲草案について学んだ約30人の参加者は、憲法や今の政治について意見を述べ合いました。
 衆院選挙で改憲を主張する自民党が議席の多数を占め、安倍首相が投票日翌日、「憲法改正」を明言したことなどに危機感を抱いた京都市左京区在住の中村純さん(編集者、詩人)と、宇治市在住の中村あゆ美さん(アルバイト)が、原発に反対する「コドモデモ」で知り合ったママ友に「憲法を学ぼう」と声をかけ、「京都から平和を紡ぐママの会」を結成。初企画として取り組みました。

府職労連との懇談会で「ポケット憲法」普及策 を議論府職労連との懇談会で「ポケット憲法」普及策を議論

 参加者は「子どもたちを戦争に巻き込む危険な動きがあるのに、友人に話しても関心を持ってもらえない」、「友人と話すと政治に危機感を持っていてびっくりした」、「政治に関心はあるが生活に忙しい。天気予報も見る余裕がなく、雪が降り出して困ったことがあった」などと発言しました。
 カフェ終了後、参加者と府職労連との懇談会も開かれ、府職労連が制作した「ポケット憲法」の普及策などについて話し合いました。「憲法があったから戦後は戦争で1人も死なずに済んだ。憲法に感謝し、守るために何か協力したい」などの感想が出されました。(「週刊しんぶん京都民報」2015年2月22日付掲載)