爆音、低空飛行に不安「展示飛行」中止を 共産党が空自奈良基地へ申し入れ
航空自衛隊奈良基地(奈良市)で6日に自衛隊機による「展示飛行」が予定されている問題で、日本共産党の国会議員や同党府議団、3市1町(宇治市、城陽市、木津川市、精華町)の議員団らは2日、同基地の大浦弘容司令に対して、騒音や事故への不安の声が広がっているとして中止するよう申し入れました。
展示飛行は「奈良基地祭」のイベントとして行われるもの。申し入れでは、過去に低空飛行するジェット機の爆音で、保育園でお昼寝中の園児が目を覚ましたり、学校の授業を中断したことがあったことや住民の間で墜落事故などへの不安が高まっていると述べました。
対応した同基地の竹中浩司広報室長は、「安全には十分配慮する」との回答に終始しました。各議員は「戦闘機の騒音だけでなく、低空飛行で事故が起こったらどうするのか」「今国会で戦争法案が提案され、戦争に巻き込まれるのではないかと国民の不安が高まっている。住民の安心安全のためにも中止すべき」と改めて求めました。
申し入れには、穀田恵二衆議院議員(代理)と倉林明子参議院議員(代理)、前窪義由紀、森下由美両府議、渡辺俊三宇治市議、西良倫城陽市議、西山幸千子木津川市議、坪井久行精華町議、「精華町民主町政の会」のメンバーらが参加しました。