人形が作り出す物語世界 森小夜子さん教室展
京都の人形作家・森小夜子さんが主宰する「アイトワ人形教室」生徒の作品展が4日から7日まで、京都市中京区の京都文化博物館で開かれました。
今回は物語がテーマ。多くの人形を使って「アリババと40人の盗賊」「クルミ割り人形」「ハーメルンの笛吹き男」「小人のクツ屋さん」「サウンド・オブ・ミュージック」の世界を創作しました。民族衣装をまとった森さんの作品も展示されました。
森さんは、デザイナーとして商社に勤務。結婚を機に退職し、創作人形の世界に入りし、教室を始めました。1986年、人形工房兼カフェテラス「アイトワ」を京都・嵯峨野にオープン。1994年には、平安建都1200年記念全国都市緑化フェアー「十彩回廊・山紫水明」を担当しました。NHK近畿地方番組審議会委員、同志社大学院総合政策科学研究科嘱託講師などを歴任。高島屋日本橋店などで個展を開催。戦乱の中に生きるアフガニスタンの少女に想いをはせたものなど作品集も多数出版しています。