20150729-01 世界肝炎デー(日本肝炎デー)の7月28日、各地で肝炎ウイルス検査の受検奨励、感染予防や治療に関わる理解のための取り組みが行われました。

 京都市では、京都肝炎友の会とB型肝炎訴訟原告団、弁護団、京都府、京都市が四条河原町で啓発宣伝をし、ウイルス性肝炎についての病気や検査の知識を記したチラシ800枚を配布。京都肝炎友の会は、ウイルス性肝炎の感染経路や治療に関して「知っている」「知らない」と書いたシールボードを使って対話し、受検を奨励しました。

 日本でのB型肝炎ウイルスの感染は、1988年頃まで実施されていた集団予防接種での注射器の使い回しで拡大されたと言われています。肝臓の炎症から、肝硬変、肝がんへと症状が進行するため、早期発見・早期治療の大切さをアピールしました。

 同友の会や患者団体は、行政に対し、▽ウイルス検査の個別勧奨▽慢性肝炎と同様にウイルス感染による肝硬変、肝がんの治療への医療助成など、要望しています。