20150814-02 京都市立病院の院内保育所「青いとり保育園」(中京区)の元保育士6人が京都市と同病院を運営する市立病院機構を提訴(7月3日)した裁判の支援・勝利に向けて、「青いとり保育園を守る会」はこのほど同市内で集会を開催。130人が参加し、「支援の輪を大きく広げ、京都の保育と雇用を改善させるために力を合わせよう」と誓い合いました。
 
 原告の6人が発言し、「定年まで働き続けるつもりでいたのに、いまだになぜ保育園に残れなかったのか分からない」「(子どもたちが)十分な保育を受けていないのではないかと心配している」「ここまで来たら頑張るしかない。みなさんの応援をお願いします」などと訴えました。支援する専門家や労働組合、市民団体、争議団などから連帯の発言があり、裁判勝利へ団結を固めました。
 
 青いとり保育園をめぐっては、今年4月から運営事業者が変更するにあたり、京都市立病院と京都市が、これまで委託条件にあげていた「雇用の継続」を削除したために、長年勤務した保育士のほぼ全員が実質的に「一斉解雇」となりました。こうした事態を受けて、元保育士らは雇用が継続されなかったのは違法として、市と病院機構に謝罪と損害賠償を求めて京都地裁に提訴しました。(M)