丹後「戦争法案」反対アピールに賛同2000人超　元町長・議員ら呼びかけ

　京丹後市の元議員や首長経験者など73氏が呼びかけた戦争法案反対を訴える「丹後『戦争反対』アピール」への賛同が広がっています。13日には賛同者1100人の名前を連ねたビラ約2万5000枚が新聞各紙に折り込まれました。

　旧久美浜町の元町長や旧丹後町の元町議会議長などが呼びかけ。今月２日から10日までに賛同を募り、賛同者は2000人を超え、公表可能な1138人の連名アピールとして作成しました。

　呼びかけ人で府指定文化財（名勝）の庭園がある同市久美浜町の宗雲寺の鷲見宗憲（すみそうけん）住職は「先人が築いた平和国家を守るべき。仏教の根本理念に互いに争わず仲よくする『和』があります。『和』を築くには相互に理解し、敬うことです。国同士の関係でいえば、対話による外交で平和を築くことです」と語ります。

　呼びかけ人の旧峰山町議を務めた梅田弘明さんは「戦中は食料も乏しくいつも空襲に怯えていた。再び戦争を起こすことがあってはならない」と話していました。