20160130-03  「高・校・生・なめんな!」「安保法制ぜったい反対!」「武器は持たすな希望を持たせろ」「18歳で選挙に行こうぜ!」――「安保法制に反対する京都高校生デモ」(スクールオブデモクラシー)が30日午後行われ、高校生や大学生、学者、市民ら200人が参加。東山区の円山公園から京都市役所までコールを響かせながら、道行く人たちに呼びかけました。

 デモ隊の先頭を行くサウンドカーから高校生6人がマイクで自分の思いをぶつけました。大学受験を目前に高学費や奨学金返済の実態に夢を諦める友人がいると紹介し「才能ある人が18歳で夢を諦める、そんな国でいいんでしょうか。先進国といわれるこの国が教育に費やすお金はわずかです。教育環境をもっとよくするために税金を使ってほしい。私たちの夢を壊さないで」などと話しました。
 沿道からは、拍手を送る人や「頑張れ」「かっこいい」などの声援のほか、飛び入りで参加する若者も見られました。

 デモに先立って行われた集会では、高校生が安保法制に反対する声明を読み上げ、日本共産党の倉林明子参院議員、京都大学の安保法制に反対する学者の会から駒込武教授がスピーチ。駒込教授は、安倍首相が持ち出している「緊急事態条項」が国民の権利や地方自治体の権限を制限する独裁政治への道だと指摘し、「“安倍総統”の退陣を」と訴え。

 倉林議員は、参院選挙に向け「野党共闘を諦めずに進め、1人区で協力できるよう頑張りたい。今、たたかわれている京都市長選挙にも注目してほしい。何より18歳選挙権を生かし、戦争法廃止に向け頑張ろう」と呼び掛けました。