「子どもの未来に向き合う市長に」 安保関連法に反対するママの会@京都・伊藤恵子さん
「安保関連法に反対するママの会@京都」の伊藤恵子さんが本田久美子市長候補勝利へ大奮闘しています。告示日以降、街頭や演説会などで40回(2日まで)訴え、共感と話題を呼んでいます。
「この市長選は、安倍首相の独裁を許すのか、日本の平和と民主主義を守るか―が問われる選挙です。憲法9条を守り、世界に発信するという本田さんを市長にしたい」―声を枯らしながら自分の思いを語ります。
「ママの会」は「だれの子どももころさせない」をスローガンに、京都市の西郷南海子さんが呼びかけ、昨年7月に発足。全国で2万5000人、府内で350人が賛同し、全国でママの会が結成されています。伊藤さん以外のメンバーも街頭宣伝やSNSでの発信など得意分野を生かして本田さんの支援を行っています。
「これまで積極的に政治に関わったことはなかった」と話す伊藤さん。同会を立ち上げた西郷さんとボランティア活動で知り合いだったことから活動に参加しました。家事や子育て、仕事をしながら、4度の国会要請や、デモ、学習会、野党共闘へ向けた政党との話し合いなどに参加し、生活が一変しました。
衝撃を受けたのは昨年10月の京都市議会の傍聴。日本共産党の井坂博文市議が戦争法について市長を追求したところ、「国政の問題」と答弁を避ける姿勢に、怒りがこみ上げました。
「子どもと暮らしていても、国や京都市などの境界線などない。平和と民主主義を破壊するのが安保法制。子どもの未来に向き合う市長に変えたい」
政治に無関心な人にも投票を呼びかけています。「どこの政党を支持するということではない。子どもの未来のために一歩踏み出してほしい」
(「週刊しんぶん京都民報」2月7日付より)