弁護士のあるべき姿見た 弁護士が語る大河原さん②吉本晴樹さん
2009年に弁護士人生を京都第一法律事務所でスタートしました。同事務所で約1年間、指導担当だったのが大河原さんでした。法廷での〝いろは〟に始まり、自由法曹団の一員として法廷外での運動まで、弁護士としてのすべてを学びました。
大河原さんの特徴は、正攻法では解決が難しい問題にも決して逃げずに正面から挑むことです。正攻法を貫けるのは、徹底して依頼者に寄り添い、話をとことん聞くからです。細かい立証を積み重ねる骨の折れる大変な作業ですが、弁護士の本来あるべき姿です。
当時、労働審判をよく一緒にやりました。労働審判の中では、使用者側の委員が労働者側に非があるかのように主張し、裁判官が真に受けることがあります。これに対し、大河原さんは勤務の実態を丁寧に示し、反論します。依頼者の話をよく聞いて実態を把握していなければできないことです。
大河原さんが国会議員になれば、府民、国民の話をよく聞き、国政の様々な課題に正面から立ち向かうでしょう。
今、弁護士のあるべき姿とは正反対の「悪い弁護士」が悪政を主導しています。典型は橋下前大阪市長です。国政では、弁護士出身の自民党・公明党議員が、法律の専門家としてはありえない解釈で集団的自衛権行使を容認しました。弁護士が憲法違反の政治を主導しています。今こそ政治の舞台に本物の弁護士、大河原さんが必要です。
(写真=「派遣切りをやめさせよう」と訴える自由法曹団京都支部の街頭宣伝。中央が大河原さん〔2009年2月、福知山市〕)
(「週刊しんぶん京都民報」4月10日付より)